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首相は閣議決定までして談話を発表した。その意図は内容を見て理解できた。 [政治と経済]

 これまで何十年もの間、左派メディアや海外の圧力の中で特定のせまい世界観に押し込められてきた。その窮屈感に決別する内容であり支持したい。この次元の高い一撃は世界に拡散されて、今後日本人の名誉を回復し、平和で自由な国際関係を進める原動力となろう。その威力の大きさから、左派メディアは一部を切り取り批判するも最終的には無かったかのような無視作戦をとるしかなくなると思う。しかし、事前にあおってくれていたおかげで、また終戦の日のイベントが盛り上がるその中で安倍談話の存在を葬り去るのは容易ではない。安倍首相は良い仕事をした。低下していた支持率も改善することが期待される。

 今回の談話は、これまでの大東亜戦争の謝罪・自虐史観から、西洋列強の植民地支配の時代へ引き戻し、日本の果たした役割を大きな目でとらえ直した点が評価できる。100数十年前の日本も閉ざされた後進国だったが武器や制度に優れた西欧列強を学んで独立を維持した。それだけで無くアジアへ拡大するロシアとの戦争で初めて西洋列強に互して戦える非白人がいたということを、当時の世界の植民地の人々に希望を与えたことを誇りを持って示している。その後の拡大には反省をもって述べ、敗戦後は、寛容をもって日本を支えたと感謝しつつ欧米や中国の蒸し返しにパンチを加えている。9月にある習近平の戦勝70周年記念式典への強烈な先制パンチである。いくつかの反省を行いながら、未来志向でこれまで通りの世界各国の繁栄のために活動を続けると「積極的平和主義」を説明し、しかし子孫への責任追及はこれでおしまいだと、宣言していることも素晴らしい。
 韓国が存在していなかった時代にはその名を無視し、中国だけで無く台湾という名前も加えていることも主張が明確である。侵略や植民地圧迫をあの時代のみとはせずに、大きくとらえることで、世界秩序への野蛮な挑戦という中国の現在の植民地支配や拡張主義に強烈な批判を加えながら、普遍的な表現のために直接反発できないようになっている。さすがに役者がちがう。

 この談話は、日本の新たな宣言であり、安倍政権の一貫した政策のあらわれれである。横暴な日本が一時期アジアで傍若無人をしたという世界観から、西洋列強の世界植民地時代に生き、世界の流れを変えた日本であると謙虚に宣言した。乱暴な挑戦状では無く実態を持って謙虚で格調が高い宣言であり、さらに閣議決定をしており、これまで日本をおとしめてきたいくつもの談話を無効とする形となっている。煽りにあおっていた左派メディアや多くの左派論客たちがどう反撃するのか、その言いようによって、国民はあらためて日本の問題点の本質に気がつくことになろう。

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