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消費税問題(ヤドリバチのえさ) [政治と経済]

 税を考えるとき、入りと出の両方から考える必要がある.当たり前の議論であるが、経済財政諮問会議では12%程度に引き上げが必要となると結論づけた.麻生は総選挙での民主党との戦いの中で、責任のある政党との印象をつけ、財政問題での正当性を前面に出そうと決めているようだ.増税を言わない民主党には政権担当能力がないとの印象を着ける戦略だが、間違っている.

 国民は増税が避けられないことくらい分かっている.それは昔から分かっていたことだ.小泉でもその後でもずっとこの問題が言われてきたが、事実自民党ですら避けたではないか.問題は、税金の使われ方であって、これに真剣なメスを入れてこなかったのだ.国民はその間待っていた.使い道を明らかにして、無駄をなくし、これからの日本の方向性を変えるために使ってほしいし、これまでの不正に対しては厳罰を示すことを見せて欲しかったのだ.その姿勢を待ったが、長期自民政権と官僚機構の作り上げた社会構造を壊すことができなかっただけである.15兆円という膨大なお金を選挙前にばらまき、数年分を中間に留保させた.次政権の国家予算の自由度を2-3年分凍結させてしまったようだ.
 今ここで、増税路線を国民が認めると、内部改革の流れはうすまり、構築されてきた不正の構造は闇の中に隠れることができる.そうして、見えにくいままでお金を吸い上げつくしてどこかに消えていくだろう.まるでヤドリバチのようだ.彼らの巣があるうちに彼らが体内で生きているうちに改革を始める必要がある.そうすれば彼らの姿が白日の下に晒されることになるし、責任を負わせることができる.ヤドリバチは成虫になってからは補足できず駆除がむずかしい.幼虫の時は体内にすくっていて見えにくい.

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