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反韓流デモとその報道(2011/08/27) [社会]

21日にお台場のフジテレビ周辺で、フジテレビの番組の偏向問題を糾弾する二つのデモが行われた.
一つは午前10時半から、もう一つは午後4時からのものであった.

はじめのものは、『捏造された韓流ブームより、日本人のための正しい公共放送を求める運動』というテーマで、この問題の発端となった2チャンネルの仲間の呼びかけの応じた集団で、若い人の割合が多く、スローガンやシュプレヒコールなどもたどたどしく、叫ぶ方も優しさがあり、恥ずかしいそうな様子も見られる比較的素人の集団だった.しかしその数も3-4000人となり、周囲を一周して近くの公園で解散となった.解散の時に呼びかけを行っ主催者は、たむろすと他の人に迷惑にあるとの理由で早期に解散を要請していた.さて、そのころ次のデモの前に、それを主催する『頑張れ日本!全国行動委員会』が放送局チャンネル桜の中でも呼びかけた同じ問題を糾弾するデモの前演説をフジテレビの正面で宣伝カーの上ではじめていた.
 こちらを主催する人たちは、すでに何度もいろいろな問題でデモという手段で街頭活動をしてきた団体で、各地の保守系議員、ジャーナリスト、田母神元幕僚長、チャンネル桜の水島社長などが参加していた.街頭演説を始めていたところ、いわゆる明らかな右翼の街頭宣伝車両(街宣車)が数台割り込んできた.その白い車には日本皇民党と書かれ、大声でそう名乗る団体で、日章旗をかかえ君が代を流し、よく知られたヤクザのような叫び声で、周囲を威圧した.しばらく皇民党とデモの主催者側の言い争いがおきて騒然としたが、しばらくして街宣車はどこかへと消えていった.
 この街宣車は応援に来たのではない.デモの雰囲気を明らかに右翼団体のデモのように混同させる役割を演じにきた.何も知らないでフジテレビに来ていた一般客はこの騒動を不安に思ったに違いなく、また韓国から取材に来ていた放送局は、これを格好の材料として軍国右翼のデモであるとデモの本質をゆがめる画面を作った.かつて、右翼の街宣車を繰り出し、愛国的な思想や保守的な運動を軍国主義的に染め、日本国民が反面教師的に保守的な運動を嫌悪するように仕向ける重要な役割を果たしたことを思い起こすべきである.
 この混乱から持ち直し、二つ目のデモが始まったが、これにも3000から5000人の参加を得て、さすがに慣れたシュプレヒコールやパネル、多くの日本国旗、整然とした隊列など、抑制統率のとれた非常にアピール度の高いデモであった.周囲の人も、同じように彼らに手をふり激励をしているように見えた.大人数のデモが終わり、舞台はフジテレビの前に移る.ここで、フジテレビを糾弾する演説があり、さらに最後に代表がフジテレビに公開質問状抗議状を手渡そうとして、一悶着起きた.職員への手渡しを要求した代表と、それを阻止するガードマン達で押し問答した.しかし、暴徒ではなく正当な田母神氏や議員達の要求であり、暴徒化しない抑制されたものであったので、ついに職員への手渡しが行われた.この一部始終はユーストリームで数時間の間生中継され、ニコニコ動画では20万人以上、ユーストリームでも12万人が見ていた.ここまで拡散された状態では、大手マスコミが報道するには本当のことを伝えるしかなく、適当なカットやつなぎでごまかそうとする手段をとり得ない、という一般マスコミの限界を打ち壊した瞬間でもあった.
 テレビ局前の演説は続き、さいごに君が代の斉唱があったのには驚いたが、きわめて静かに斉唱が行われた感動的な瞬間であった.

http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV#p/u/41/G2gSlYH5uPk

 多くの国民は地デジ化の前からテレビの荒廃を感じていた.パチンコの宣伝が昼間も夕方のゴールデンタイムにも現れ、安物のタレントを多く集めてつまらないクイズをしたり、芸とは及びもつかない下品な笑いを垂れ流していた.さらに最近は嵐のように韓国のドラマや韓国系歌手を登場させた.それだけならまだしも、多くのバラエティでは韓国のブームが盛り上がり、大変な人気であるかのようにあおる露骨な宣伝が繰り広げられていた.最後にはニュースにさえ韓流中心の伝え方が登場し、聴視者の不満が爆発したのである.その本質は、韓国が国を挙げてコンテンツを洪水のように流したこと.不況でスポンサー確保に苦労し制作費をかけられない状況であった業界には、安く提供された韓流ものは、時間を埋める格好の材料だったこと.多くのメディアには親韓国系のスタッフが浸透していたこと、などがあげられるだろう.

 今回は、UST(ユーストリーム)やニコニコ動画による中継がなされていた.USTに送っていたのはiPhoneだったのには、2重の驚きだった! これは中継であり、切り替えもできないため、実に生々しい本当の様子をうかがうことができた.既存のマスメディアはここまで中継されればその役割を考え直さねばならないだろう.

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